同じ空の下で。

好きなことを好きなだけ、徒然なるままに。

繋いで。

今さら箱根駅伝の話です。←マニア。

2021年から2022年の年末年始、私は1/1~1/3が休みでした。
ここ数年は箱根駅伝が見られるシフトになったことに感謝。
(選べないので)

大げさではなく物心つく頃から箱根駅伝を応援してきた。
と、いうのも実家が戸塚中継所から徒歩5分くらいのところにあり
1月2日は駅伝が通り過ぎたあとに秦野市にある父の実家に向かう風習があったから。
実家を出て1人暮らしになった今もアパートの玄関を出れば2階通路から数十メートル先に選手が走るのが見えるところにいる。
(ここ基準に住居を選んだ訳じゃなく、たまたま)

昨年と今年はこのご時世なので「沿道での応援は自粛」した。
選手のご家族や出場校の部員さえ行かない場所に、行こうとは思わなかったから。
テレビ中継を追って、玄関前から選手が走り抜けるところを双眼鏡で見ていた。

それまでは休みであれば沿道で旗を振りすべての選手が通り過ぎるのを見守り、
各校の監督がのる車や実況する中継車まで注目していた。

2022年の1月2,3日は天候に恵まれて選手が走る条件は良いほうだと思う。
大学三大駅伝として出雲、全日本、箱根とあるけど
関東の大学だけ参加できる箱根駅伝がもっとも注目度が高いのは間違いないでしょう。
私も箱根駅伝以外は情報として知るだけです。
今年の前評判は昨年優勝の駒澤か青学か…という感じだったような。
個人的には今年は青学がいけるんじゃないか…と思っていた。
2015年総合初優勝を果たした後は4連覇。2019年、2位で優勝を逃した翌年は新記録のおまけつきで返り咲き。
そして昨年は総合4位。…それでも復路優勝をもぎ取るのはさすがだけど、今年は再びリベンジの年だったので。

青学がトップに立ったのは3区の1年生太田蒼生くんから。
5区を走ると思ってたキャプテンの飯田くんは4区で差を広げ
その山登りはまたしても1年生の若林くん。
往路優勝した青学は区間賞は1人もいなかった。それでも、だ。
復路2位と2分37秒差でスタートして6区の高橋くんはなかなかペースが上がらないけど、それでも差を広げた。
7区、岸本くん青学初めての区間賞。8区佐藤くんが区間2位。
そして2位と4分32秒差、よほどのことがないかぎり優勝は確定したようなリードをとった状況からの最終9区の中村くん(14年ぶり)、10区中倉くんが区間新ですよ。
大迫さんも言ってたけど競って出る記録だと思うんです。
いくら環境が良かったとはいえ独走状態で攻める走りをしたのが青学の強さ。
登録16人誰が走って良い状態に仕上げてる選手層の厚さとミスの無さ。
走った全員が区間順位1桁、7人が3位以内ですよ。
全員がイイ走り、笑顔で襷リレー。
原監督の采配お見事でした。

そして。
今年もたくさんのドラマがありました。
2位と10分以上の差をつけて総合新記録と復路新記録を出した青学は凄いの一言だけど
2位以下の順位変動が目まぐるしくて。
え、いつの間に東洋はここまで上がってたの?とか順天堂が2位?とか。
残り1㎞でシードが入れ替わるのもだけど3年前の優勝校がまさかのシード落ち。
しかも11時間切ってるのに?
あとは初出場の駿河台が自校の襷を繋げてホントに良かったです。
元先生と教え子との襷リレーも話題になりましたね。
青学も原監督就任後数十年ぶりに箱根に出場した年は完走した大学で最下位でした。
そしてシード圏内、優勝争いをする強豪校に変わったので今後が楽しみです。
(あと各校の監督が中継所で襷をつなぐとき選手に労いの言葉をかけるのもイイ)

深イイ話では実況に焦点をあて、もうひとつの箱根駅伝では監督車のなかや選手の事情についても紹介してくれました。
中継車に乗るアナウンサーにも放送センターにサブがついていろいろ調べて連絡したり、他の中継車や放送センターと情報交換しあったり凄いんです。
中継を観てれば気づくけど実況アナは選手の名前をフルネームで紹介する。
これは選手の家族や友人が喜んでくれるだろうという思いを込めて
全選手1回はフルネームでいうことを徹底してるそう。
いいね。(^^♪
森アナのフィニッシュ実況は今年も良かったです。
昨年できなかった胴上げが見れて一応援者としても嬉しかったな。
翌日の情報番組では実況を担当したアナウンサーがいて、それぞれの視点から感じた話が聞けるのもいいですね。
選手の皆さんは朝早くから生出演で大変かも、だけど…。

青学で今年走った10人のうち4年生は2人だけ。つまり8人が来年も残るんです。
最初にトップに立って流れをつくった太田くん、山登りの走りがしっかり出来てた若林くんは共に1年生だし今後の活躍が楽しみですね。
また連覇が始まるか、それを阻止する大学が現れるか…といったところでしょうか。

と、いうことで主張できるなら大晦日まで働くのは全然構わないので
1月2,3日は休みたーい。

ちなみに今年は青学OBの神野大地さん(3代目山の神)がtwitter箱根駅伝Q&Aをリアルタイムでやってくれていたのを中継と同時に見てたんですが
コースや大会当日の裏話などの豆知識もして教えてくれて違う楽しみ方もありました。

では、また来年。